ご 挨 拶

 

 

第24回多文化間精神医学会学術総会

会長 阿部 裕(明治学院大学心理学部 教授)

 

この度、2017年11月11日(土)、12日(日)の両日にわたり、明治学院大学白金キャンパスにおいて第24回多文化間精神医学会学術総会を開催することとなりました。

本学会は在日外国人や在外邦人支援という臨床実践と、その基礎を支える文化精神医学や医療人類学との協働のもとに、1993年に設立され、2017年で24回目を迎えます。経済や社会のグローバル化が進行するなか、こころのグローバル化も世の中の変化に伴って対応していかなければなりません。そこで本学会のテーマは「多文化社会における自立と共存」を取り上げることにしました。精神医学や精神医療におけるこころの問題を考える上で、多文化社会における、自立とはいかなるものを指すのか、例えば、日本の社会の中であっても、日本語を使用しない外国人コミュニティとの共存が成り立つのかどうかなど、社会、生活、教育、経済という多次元の視点から多文化社会における、自立と共存を考えたいと思います。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向かって外国人医療の受け入れが増加する中、来日する患者はもちろんのこと、すでに日本に在住している人たちのためにも、その人の文化だけでなく、社会、教育、経済まで視野に入れた精神科支援が求められているように思います。

学会監修のガイドブックが示唆しているように、誰にでもできる「外国人へのこころの支援」を皆さま方と共有するとともに、より良い外国人支援を可能にしていく基礎的な仕組みづくりも大切であるので、精神医学以外の領域との連携も図っていきたいと望んでいます。ヨーロッパではシリア難民が、行き場を失い、かなり危機的な状況にあるといわれています。そこで今回はヨーロッパから移民の精神医学の専門家をお招きし、ご講演を承る企画を予定しています。それ以外は、学会員の方々の手で自由に企画する自主シンポジウムやワークショップを中心に学会を進めていきたいと考えています。11日(土)は参加費無料の自主的な企画、シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップを行い12日(日)に学術総会本体を行う予定です。医学会といえども、他の学問領域、多職種、それも、NPOやNGO団体を含めた多くの方々が参加し、多文化の交流の場となることを期待しています。

本学会には、学会員約400名のうち150名余り、および関東近県中心とした医療・保険・心理・福祉関係者150名余り、心理・福祉職を目指す学生100余りが、それぞれ全国より参加するものと予測されます。本来、本会の経費は大会参加費などから捻出しなければなりませんが、当初の目的を達成するためには多額の経費が必要であり、経費に一部を諸団体および諸会社からのご援助に頼らなければならないという実情です。時節柄諸事情ご多端の折、誠に恐縮ですが、以上の事情をご賢察の上、何卒格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

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