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ご挨拶 皆さま,多文化間精神医学会ホームページにようこそ。
多文化間精神医学という名前は耳慣れない言葉かもしれませんが、国際化に従って様々な民族が日本と外国を行き来する現代においてはとても大切な精神医学の一分野となっています。このホームページ上の様々な項目をご覧いただくうちに私たちの活動がおわかりいただけるかと思います。
以下に簡単に多文化間精神医学会をご説明します。
1. 多文化間精神医学とはなにか?
英語のTranscultural Psychiatryを邦訳したものです。
多くの文化の間に生じる精神医学的問題を扱う学問であり、臨床的実践です。いわば文化と文化を跨ぐ(トランスする)精神医学ということです。
そういう精神医学の性格から、人類学(文化人類学、医療人類学)、民族学、社会学などとも学際的連携を保っています。
2. 多文化間精神医学会の誕生
1993年のこの学会は発足しました。1980年代から90年代にかけて、日本の各地に、インドシナ難民、中国帰国者、外国人花嫁、外国人労働者といったあたらしい人たちが増えはじめ、その人々の中には文化と適応の問題に悩む人も少なくありませんでした。また、日本人の海外進出も活発となり、海外で心悩む人も大幅に増えました。こういう文化とこころという領域に興味を持つ精神科医、精神保健専門家、教育関係の人々があつまり作り上げたのが多文化間精神医学会です。
3. 多文化間精神医学会の活動
多文化間精神医学会の活動にはおおきな2つの柱があります。
@ 学問・研究/啓発活動
年に各一回開催される「学会」と「ワークショップ」が研究と啓発活動の中心になっています。その過去の記録を詳細はこのホームページ上に掲載してありますので
ご覧ください。
また、学会の機関誌として「こころと文化」を年2回発行しています。そのバックナンバー紹介もこのホームページに載せてあります。学会員の活発な投稿を歓迎しています。
A 地域活動
多文化間精神医学会の研究対象は難民や外国人労働者であったり、海外に住む日本人であったりします。この人たちは同時にメンタルヘルス上の支援を必要としている場合も多く、その活動を抜きに学問研究を進めるわけにはいきません。そこで当学会には「在日外国人支援委員会」、「在留邦人支援員会」などの委員会があり活発に活動を続けています。
簡単ですが、以上が多文化間精神医学会の簡単なプロフィールです。私たちの学会活動にご興味をお持ちの専門家の方はどうぞ私とともに研究や活動に参加なさってください。歓迎いたします。
2003年5月
多文化間精神医学会理事長 野田文隆
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