Updated:2020-11-26
海外駐在員などの適応問題、日本国内における外国人労働者の適応問題、難民問題、宗教・民族問題などを多方面から専門的に探求するために1993年7月に「多文化間精神医学会」(Japanese Society of Transcultural Psychiatry)が設立されました。
2024年秋にフランスのパリにて、サンタンヌ病院院長のアルベルト・ベラスコ先生を大会長として、
第1回芸術療法及び民族精神医学に関する学術総会が開催される予定となっております。
この学術総会は、WACP(the World Association of Cultural Psychiatry)の中で、Special Interests groupの一つとして開催されるものです。
すでにお伝えさせていただいた通り、2025年11月には、当学会が受け皿団体として、WACPのWorld Congressが東京都芝にて、PRCP(Pacific Rim College of Psychiatrists)の学術総会とのジョイントベンチャーとして実施される予定です。この学会の雰囲気をパリでご確認いただくチャンスとなっております。
Artとこころの問題、Ethnicityとこころの問題にご関心のある先生方には、是非とも国際的な舞台で、ご考察をご披露頂き、海外の研究者、臨床家との交流をおもちいただく機会としてご利用いただければ幸いです。
なお、ご参加いただけそうな先生方におかれましては、大変お手数ですが、当方まで、メールaa@e-heartclinic.com
でご一報いただけますと大変助かります。なお、会議の詳細が決まりましたら、順次、ご報告させていただきたく存じ上げます。
情報委員会 浅井逸郎
PRCP(Pacific Rim College of Psychiatrists、環太平洋精神科医会議)の第20回総会が、
マレーシアのクアラルンプールのマラヤ大学で、2023年10月13日より同15日まで
開催される予定です。
2022年11月より同総会でのシンポジウム、ご口演、ポスターセッションの
登録が開始されました。Announcement (prcp2023.com)より、登録できますので、
是非ともシンポジウムのご提案等いただけますようお願いいたします。
情報委員会 浅井逸郎
2025年11月、WACP (the World Association of Cultural Psychiatry)の第7回学術総会とPRCP(Pacific Rim College of Psychiatry)の第21回学術総会がジョイントベンチャーとして日本で同時開催の予定となりましたので、お知らせいたします。会場は、浜松町コンベンション&Hybrid Studioの予定です。JSTPとしては、この両学術総会のホスト学会として海外から各分野の中心的存在である文化精神医学及び精神医学の専門家を多数お招きさせていただくこととなっております。両学術総会は、当学会の浅井逸郎(WACP、PRCP理事)と秋山剛(PRCP理事、事務局長)が共同大会長を務めさせていただくこととなっており、現在、鋭意、準備中とのことです。
まだ、3年後のことですが、2025年11月の同学術総会で、当多文化間精神医学会の先生方には、ホスト学会の中心として、こぞって、シンポジウム、ご講演、ポスターセッションなどのご提案とご参加をいただき、世界の各地域の文化精神医学の専門家及び環太平洋地域の精神医療の関係者らとの意見交換と情報交換、交流の場としてご利用いただければ幸いです。
特に、今回の大会では、経済的な状況などから研究や教育が滞ってしまっている発展途上国の若手精神科医などの支援を行うこととなっておりますので、先生方のご支援がぜひとも必要となっております。ご理解、ご協力の上、お力添えをいただけますよう重ねてお願い申し上げます。
なお、シンポジウム等の募集に関しましては、詳細が決定いたしましたら、当サイト上で、追って、ご報告申し上げますのでよろしくお願いいたします。
多文化間精神医学会
国際委員会、情報委員会
ウクライナ難民の皆様の日本での生活に伴うこころの問題が生じたときに
ウクライナ人臨床心理士によるウクライナ語の相談を受けることのできる仕組みを
NPO法人国際活動市民中心(CINGA)という団体が提供させていただいているとのことですので、
ご活用いただける場合もあろうかと思われますので、情報提供させていただきました。
ご利用方法等詳細は、CINGAホームページ(https://www.cinga.or.jp/)をご覧ください。
NPO法人国際活動市民中心(CINGA)について
代表理事阿部裕先生(JSTP前理事長)よりご説明をいただいておりますので、
紹介させていただきました。
2004年に設立された多文化共生社会の実現を目指し活動するNPOです。
特徴は2つです。一つは、精神科医、心理士、弁護士、行政書士、日本語教師、
通訳者、新聞記者など多様な専門職の人びとが、それぞれの専門性を活かした
活動に参加していること。もう一つは、外国人相談と地域日本語教育を二つの柱に、
国際交流協会など多様な組織とネットワークを形成し、中間支援を行っていること。
多文化共生領域の専門性を有したネットワーク組織として活動をしてます。
多文化間精神医学会情報委員会
世界文化精神医学会(the World Association of Cultural Psychiatry) の第6回の総会がオランダのロッテルダムで開催されます。
WACP 2022| Rotterdam The Netherlands 14 - 17 September 2022
この学会は、世界各国の文化精神医学の主要な研究者からなる学術団体です。学術総会は、3年に1回開催されております。
すでに291人のプレゼンテーション、65のシンポジウムが予定されておりますが、あと、もう少しシンポジウム、発表を増やす計画です。
エビデンスに基づく研究が主流の昨今の精神医学研究の潮流の中で、エビデンスに基づく研究ばかりではこぼれ落ちてしまう問題が多々あるのではないかというコンセプトもこの総会では取り入れられており、必ずしも、エビデンスベーストの研究でなければご発表ができないということはありません。
もちろん、十分エビデンスがある研究も大歓迎ですが、計量化されていない質的研究や考察も歓迎されまています。
こういった形式の学術総会は、最近ではかなり珍しくなっているかもしれません。文化精神医学ならでは、ということかもしれません。ご発表には次の3通りがあります。
1)シンポジウムをコーディネートする
(4名プレゼンターを集めていただく必要があります。)
2)シンポジストとして発表する
(この場合には、他に2名の日本人のプレゼンターが確保されると
実施可能となります。)
3)口演発表を単独で行う。
直接学会事務局にお申し込みいただくこともできますが、大変お手数ですが、ご希望の方は、当方に下記メールにてご連絡いただければ
幸いです。Word 200語程度の抄録とタイトル(仮題で可)をお願いします。
送付先メールアドレスaa@e-heartclinic.com
2022年6月23日
多文化間精神医学会理事 国際委員会委員長
The World Association of Cultural Psychiatry Member of the board of directors
浅井逸郎
第24回多文化間精神医学会学術総会(於・明治学院大学、大会長・阿部裕)におけるリール第2大学 精神医学講座名誉教授のピエール・ドゥリオン(Pierre Delion)先生のご講演(通訳・三脇康生)の記録が、この度、フランスのÉditions d'une出版社より出版されました。
冒頭には、本学会への謝辞が記されています。フランス語の題名は、”Qu'est-ce que la psychothérapie institutionnelle? Conversation avec Yasuo Miwaki” です。
内容はpsychothérapie institutionnelle(今までの既訳は「制度を使う精神療法」などがある)とは何か、institutionという言葉をどう翻訳したらよいかについて、三脇康生との対話という形でご講演いただいたものです。
※ 本著はギリシャ語版も出版されました。
外国人の診療に協力いただける先生の、「連絡先リスト」を作成しています。ご協力いただける先生方はこちらから情報を送信してください。