ウクライナ難民支援について
ウクライナ難民の皆様の日本での生活に伴うこころの問題が生じたときに
ウクライナ人臨床心理士によるウクライナ語の相談を受けることのできる仕組みを
NPO法人国際活動市民中心(CINGA)という団体が提供させていただいているとのことですので、
ご活用いただける場合もあろうかと思われますので、情報提供させていただきました。
ご利用方法等詳細は、CINGAホームページ(https://www.cinga.or.jp/)をご覧ください。
NPO法人国際活動市民中心(CINGA)について
代表理事阿部裕先生(JSTP前理事長)よりご説明をいただいておりますので、
紹介させていただきました。
2004年に設立された多文化共生社会の実現を目指し活動するNPOです。
特徴は2つです。一つは、精神科医、心理士、弁護士、行政書士、日本語教師、
通訳者、新聞記者など多様な専門職の人びとが、それぞれの専門性を活かした
活動に参加していること。もう一つは、外国人相談と地域日本語教育を二つの柱に、
国際交流協会など多様な組織とネットワークを形成し、中間支援を行っていること。
多文化共生領域の専門性を有したネットワーク組織として活動をしてます。
多文化間精神医学会情報委員会
ピエール・ドゥリオン先生のご講演の記録出版のご案内
第24回多文化間精神医学会学術総会(於・明治学院大学、大会長・阿部裕)におけるリール第2大学 精神医学講座名誉教授のピエール・ドゥリオン(Pierre Delion)先生のご講演(通訳・三脇康生)の記録が、この度、フランスのÉditions d'une出版社より出版されました。
冒頭には、本学会への謝辞が記されています。フランス語の題名は、”Qu'est-ce que la psychothérapie institutionnelle? Conversation avec Yasuo Miwaki” です。
内容はpsychothérapie institutionnelle(今までの既訳は「制度を使う精神療法」などがある)とは何か、institutionという言葉をどう翻訳したらよいかについて、三脇康生との対話という形でご講演いただいたものです。
※ 本著はギリシャ語版も出版されました。